研修医マニュアル

研修医生活を送る作者が研修中に学んだこと、ポイント、その他を解説。

抗生剤の使い方

 抗生剤を使う時、常に最初に考えなければいけないことがあります。

それは、

①菌の種類

・どのような菌が感染しているのか?

②感染している臓器(感染のFocusを探す)

・各疾患、各臓器でどういた菌が多いのか?

③臓器移行性

・抗生剤の特徴として、どの臓器に移行しやすいのか?(効果が出やすいのか?)
・その抗生剤はどこで代謝されるのか?

→抗生剤の特徴を知る!!

です。


使う抗生剤が決まったら次は、

①患者さんの病状、全身状態
②起因菌
③薬剤感受性


を考え、投与量、投与回数、投与方法(内服・点滴など)を考える。

【追記】
・抗生剤は中止するのにも根拠がいる。
→培養が生えなかったらとか、全身状態が良くなり、感染徴候が完全に消えたらなど

最初は、抗菌薬の使い方とか複雑に考えてしまいがちです。

下に紹介してある岩田健太郎先生の
プライマリケア医のための抗菌薬マスター講座 は、

最初の一歩を踏み出すのに最適な本だと思います。

僕自身、初めて読んだときすごくわかりやすかったです。

また、感染症が得意な方、もっと深く勉強したい方や、将来内科を専攻しようと思っている人は、

ぜひ、レジデントのための感染症診療マニュアル 第2版 を読んでください。
感染症のバイブルと言っても過言ではありません。
研修医が終わっても役立つ本だと思います。

 

抗癌剤の効果判定基準

①CR(Complete Response):完全寛解・著効

 全ての病変の100%縮小(消失)が4週間以上持続。


②PR(Partial Response):部分寛解・有効

 病変の50%以上の縮小が4週間以上持続。


③MR(Minor Response)

 病変の49〜25%縮小


④NC(No Change):不変

 病変の50%未満の縮小または25%未満の増大が4週間以上持続


⑤SD(Stable Disease):不変

病変の縮小率が30%未満、または20%以内の増加で、
二次的病変が増悪せず、かつ新病変の出現のない状態が4週間以上持続。


⑥PD(Progressive Disease):進行・増悪

最も縮小した時点から、25%以上の増大または新病巣の出現。


【参考文献】

固形がんの治療効果判定のための新ガイドライン(RECISTガイドライン)

糖尿病(HOMA-RとHOMA-β)


HOMA-R(インスリン抵抗性)


Homeostasis model assessment ratio



空腹時インスリン値(FPI)(μU/ml) × 空腹時血糖値(FPG)(mg/dl)/405

基準値:1〜1.6 (1.6以下は正常)

2.5以上をインスリン抵抗性ありとする。


※糖尿病が進み、インスリン分泌が減少してくると有効な指標では無くなる。

※早朝空腹時の血中インスリン値が1.5μU以上を示す場合は、明らかにインスリン抵抗性がある。




HOMA-β(膵β細胞機能)

空腹時インスリン値(FPI)(μU/ml)× 360/【空腹時血糖値(FPG)(mg/dl)ー63】

基準値:40〜60%

30%以下:インスリン分泌低下あり


HOMA-R、HOMA-βは、正確に指標をとろうと思ったら、
14〜18時間の完全絶食が必要。


※インスリン治療中の場合は評価ができない。

【参考文献】ワンポイント・スキルアップ糖尿病 No.21 経口糖尿病薬の使い方 症例検討①

糖尿病教育入院(問診)

糖尿病は、生活習慣(食生活、運動生活など)がとても重要であり、
治療と同時にそれらを改善していく必要がある。

糖尿病入院は、入院前の患者さんの生活状況を知り、問題点をしっかりと把握し、
改善し、退院後も維持できるように『治療』することが重要である。

だから糖尿病教育入院の患者さんに対しては、積極的に問診を取るようにする。
以下の問診は必ず行うようにしたい。

また、解釈モデルを行うことで、患者さんの理解や認識を知ることができるので、
解釈モデルはぜひ聞いておきたい。続きを読む

先輩医師から聞いたお話。


私がまだ研修医の時、


『先生の十年後の姿が見てみたい』

と言ってくれた患者さんがいた。

入院して一ヶ月後に亡くなったが、私はその人に何もしてあげられなかった・・・。

もうすぐ十年・・・。

今もずっとその人のことを思い出し、毎日死ぬ気で頑張っています。

吉田茂総理大臣訓示

1957年(昭和32年)2月に行われた防衛大学校第一回卒業式での総理大臣訓示です。
自衛隊の方だけでなく、医療者にも当てはまると思い、
この吉田茂総理大臣の言葉がとても印象的でした。続きを読む

寝たきりと認知症にならないための7つのポイント

 診療中、しばしば患者さんから
『認知症にならないようにするにはどうしたら良いの?』とか
『寝たきりになりたくない』といった声を良く聞きます。


 とっさに聞かれると困ることが多いので、まとめてみました。

続きを読む

診療情報提供書(紹介状の御返事)の書き方

診療情報提供書【 紹介状の御返事 】の書き方です。

患者さんが紹介されて、入院が決定した際に、
紹介してくださった病院に発送する書類です。

参考程度に考えてください。続きを読む

診療情報提供書(患者さんが転院される際に転院先の病院に渡す書類)

診療情報提供書(患者さんが転院される際に転院先の病院に渡す書類)の書き方サンプルです。
患者さんが転院する際に必要となる書類で、
どの診療科でも必ず書くことがあると思います。
的確に、要領よく、丁寧に書けるようになると、
仕事がかなりスムーズになります。続きを読む

救急外来での診察

 救急外来では、通常の一般外来とは異なった診察スキルが必要になってきます。
 特に、トリアージを正しくすること、
 必要なこと(だけ)を的確・迅速にすることが重要です。

 一般外来のノリで救急外来を行うと、
 指導医の先生から間違いなく怒られます。

 なので、最も重要なポイントをまとめてみました。続きを読む
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