研修医マニュアル

研修医生活を送る作者が研修中に学んだこと、ポイント、その他を解説。

持続する低血糖


持続する低血糖
を見た時に考えなくちゃいけないことは?


①医原性のもの

・糖尿病患者でのインスリンやスルホニン尿素薬(SU剤)使用によるものが多い。

②敗血症

③肝不全

④アルコール

⑤副腎不全

⑥下垂体機能不全

⑦ダンピング症候群

⑧インスリノーマ


ちなみに、低血糖の定義は、成人で血糖値 50mg/dL以下。
このとき、Whippleの3徴が生じる。


【Whippleの3徴】

・空腹時、運動時の低血糖発作

・発作時の血糖値50mg/dl以下

・グルコース投与で症状が改善する

二次性高血圧


二次性高血圧
の原因は?続きを読む

抗生剤の使い方

 抗生剤を使う時、常に最初に考えなければいけないことがあります。

それは、

①菌の種類

・どのような菌が感染しているのか?

②感染している臓器(感染のFocusを探す)

・各疾患、各臓器でどういた菌が多いのか?

③臓器移行性

・抗生剤の特徴として、どの臓器に移行しやすいのか?(効果が出やすいのか?)
・その抗生剤はどこで代謝されるのか?

→抗生剤の特徴を知る!!

です。


使う抗生剤が決まったら次は、

①患者さんの病状、全身状態
②起因菌
③薬剤感受性


を考え、投与量、投与回数、投与方法(内服・点滴など)を考える。

【追記】
・抗生剤は中止するのにも根拠がいる。
→培養が生えなかったらとか、全身状態が良くなり、感染徴候が完全に消えたらなど

最初は、抗菌薬の使い方とか複雑に考えてしまいがちです。

下に紹介してある岩田健太郎先生の
プライマリケア医のための抗菌薬マスター講座 は、

最初の一歩を踏み出すのに最適な本だと思います。

僕自身、初めて読んだときすごくわかりやすかったです。

また、感染症が得意な方、もっと深く勉強したい方や、将来内科を専攻しようと思っている人は、

ぜひ、レジデントのための感染症診療マニュアル 第2版 を読んでください。
感染症のバイブルと言っても過言ではありません。
研修医が終わっても役立つ本だと思います。

 

抗癌剤の効果判定基準

①CR(Complete Response):完全寛解・著効

 全ての病変の100%縮小(消失)が4週間以上持続。


②PR(Partial Response):部分寛解・有効

 病変の50%以上の縮小が4週間以上持続。


③MR(Minor Response)

 病変の49〜25%縮小


④NC(No Change):不変

 病変の50%未満の縮小または25%未満の増大が4週間以上持続


⑤SD(Stable Disease):不変

病変の縮小率が30%未満、または20%以内の増加で、
二次的病変が増悪せず、かつ新病変の出現のない状態が4週間以上持続。


⑥PD(Progressive Disease):進行・増悪

最も縮小した時点から、25%以上の増大または新病巣の出現。


【参考文献】

固形がんの治療効果判定のための新ガイドライン(RECISTガイドライン)

糖尿病(HOMA-RとHOMA-β)


HOMA-R(インスリン抵抗性)


Homeostasis model assessment ratio



空腹時インスリン値(FPI)(μU/ml) × 空腹時血糖値(FPG)(mg/dl)/405

基準値:1〜1.6 (1.6以下は正常)

2.5以上をインスリン抵抗性ありとする。


※糖尿病が進み、インスリン分泌が減少してくると有効な指標では無くなる。

※早朝空腹時の血中インスリン値が1.5μU以上を示す場合は、明らかにインスリン抵抗性がある。




HOMA-β(膵β細胞機能)

空腹時インスリン値(FPI)(μU/ml)× 360/【空腹時血糖値(FPG)(mg/dl)ー63】

基準値:40〜60%

30%以下:インスリン分泌低下あり


HOMA-R、HOMA-βは、正確に指標をとろうと思ったら、
14〜18時間の完全絶食が必要。


※インスリン治療中の場合は評価ができない。

【参考文献】ワンポイント・スキルアップ糖尿病 No.21 経口糖尿病薬の使い方 症例検討①

糖尿病教育入院(問診)

糖尿病は、生活習慣(食生活、運動生活など)がとても重要であり、
治療と同時にそれらを改善していく必要がある。

糖尿病入院は、入院前の患者さんの生活状況を知り、問題点をしっかりと把握し、
改善し、退院後も維持できるように『治療』することが重要である。

だから糖尿病教育入院の患者さんに対しては、積極的に問診を取るようにする。
以下の問診は必ず行うようにしたい。

また、解釈モデルを行うことで、患者さんの理解や認識を知ることができるので、
解釈モデルはぜひ聞いておきたい。続きを読む

先輩医師から聞いたお話。


私がまだ研修医の時、


『先生の十年後の姿が見てみたい』

と言ってくれた患者さんがいた。

入院して一ヶ月後に亡くなったが、私はその人に何もしてあげられなかった・・・。

もうすぐ十年・・・。

今もずっとその人のことを思い出し、毎日死ぬ気で頑張っています。

吉田茂総理大臣訓示

1957年(昭和32年)2月に行われた防衛大学校第一回卒業式での総理大臣訓示です。
自衛隊の方だけでなく、医療者にも当てはまると思い、
この吉田茂総理大臣の言葉がとても印象的でした。続きを読む

寝たきりと認知症にならないための7つのポイント

 診療中、しばしば患者さんから
『認知症にならないようにするにはどうしたら良いの?』とか
『寝たきりになりたくない』といった声を良く聞きます。


 とっさに聞かれると困ることが多いので、まとめてみました。

続きを読む

診療情報提供書(紹介状の御返事)の書き方

診療情報提供書【 紹介状の御返事 】の書き方です。

患者さんが紹介されて、入院が決定した際に、
紹介してくださった病院に発送する書類です。

参考程度に考えてください。続きを読む
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