研修医マニュアル

研修医生活を送る作者が研修中に学んだこと、ポイント、その他を解説。

研修医になる人に伝えたい8つのこと。

①どんな暴言を吐かれたり、嫌みを言われたりしても、決してブチ切れないこと。

 実際、研修中にブチ切れした私が言うのも何ですが・・・・。

 呼び出しや当直などで睡眠不足の上級医、スタッフも人間ですから、寝不足でイライラしていることもあります。普段優しい温和な先生も、口調が荒かったり、舌打ちをしたりすることもあります。もちろん、上級医やスタッフの方がそんな状況であることは、本人ならまだしも、研修医の私達には到底わかりません。

 そこで対策ですが、イライラしている上級医に対しては、『あ、昨日寝れなかったんだな、大変だったんだな。』と労りの気持ちを持って、さりげなく距離を持つようにしましょう。さりげなくです(笑)。そんな状況の時に関わると、間違いなく疲れます。あと、イライラが感染します(医学的ではないですが、自分までイライラするようになります)。大事なのは、絶対にブチ切れないこと、さりげなく距離をとることです。

 時々、寝不足でもないのに、イライラしている人がいます。そうした人に対しては、『あっ、この人はツンデレ属性なんだな!!』と思うと少し楽しくなります。ブチ切れることなく、その人からもしっかり学ぼうという姿勢を見せれば、きっとその人の『デレ』を見ることが出来ると思います。私はほぼ全員のデレを見ることが出来ました。


②頑張りすぎないこと。

 休む時は休んで、息抜きをすること。自分では気がつかない疲れがたまっていることがあります。ミスが増えたり、集中力が低下します。でも一番怖いのは、私はこれだけ頑張っているのに、なんであの人は出来ないの!?努力しないの!?と同期やスタッフに対して思ってしまうこと。その結果、周囲からの孤立や歪んだ自己顕示欲につながってしまいます。必ず適度に休むこと!!


③自分の趣味を続けること。新しくもつこと。

 ②で言ったことと重複しますが、ワークライフバランスが重要だと思います。リフレッシュはしっかりして、ストレス解消しましょう。好きな人とデートでも良いですし、友達とフットサルをしたり、私の場合は引きこもってゲームをしていましたが・・・。


④地域の行事に参加してみる。

 地域の行事に参加することで、入院患者さんとのコミュニケーションがとてもスムーズになります。例えば、マラソン大会や、餅つき大会、海開きやお花見など。特に、研修先の地域が自分にとってあまり馴染みのない地域であれば、自分自身も、その地域が好きになれますし、実際かなり楽しいです。

 有意義な息抜きが出来ると思います。

※ステキなエピソードにも出会えるかもしれません。


⑤本や勉強会にはお金を惜しまない!!

『鉄は熱いうちに打て!!』という言葉もありますが、

研修医時代は、医者人生の中で一番情熱的で、タフで、医者人生を左右する大事な時期です。たとえ、自分の進もうとする診療科ではなくても、読みたい、勉強したいと思ったら、突き進みましょう。昔と違い、今の研修医はお金に恵まれています。実際、私は毎月5万円以上は本や教材、勉強会に使っていました。おかげで引っ越し作業が大変なことになりましたが、今振り返ってみてもとても有意義だったと思います。バイト先や病棟でわからないことが起きても、ある程度は落ち着いて対応できるようになります。また、何が役立つか、研修医時代は全くわかりませんでした。役立つかもしれないと思ったことが、結果として思ったより役に立たなかったり、将来絶対知らなくても問題ないと思ったことが、臨床の場で役に立ったりすることは多々あります。研修医時代は浅くても良いですから、幅広く学習することが大事だと今感じています。


⑥何が役立つかわからないのでとにかく貪欲に吸収すること!!

 『自分は将来、皮膚科に行くから、人工呼吸器の使い方とか知らなくて良いし!』、
 『自分は外科に行くから、精神科のことは知らなくていい!』

 などと思っている人がいたら、大間違いです。

 臨床中に患者さんに突然尋ねられたり
 (患者さんは、医師は何でも知っているものと思っているので他科のことでもよく尋ねられます)
 バイトに行った先で、患者さんが急変したり、
 自分1人しかいない時に急患で患者さんが来たり、
 意外ですが、かなり役立ちます。
 ぜひ貪欲に色々な知識に触れておきましょう。
 

⑦社会人の自覚を持つこと!

 研修医に限ったことではありませんが、

 社会人の1年目ですので、社会人としてのあり方も身につけていくように!!

・笑顔で挨拶をしたり、時間を厳守すること

・メールの書き方、お礼や謝罪の仕方

 学生のノリではなく、お金をもらっているという自覚を持って、生活するようにしてください。特に、医師は私生活でも注意が必要です。


⑧何が何でも研修修了書を手に入れること!!

 最後はこれに尽きます!!

 病院によって、研修内容や、人間関係は全然違うので、

 研修が上手くいかなくても、全く気にしないでOK!!

 とにかく、研修修了書をGETするのみ。


小児科オススメ参考書!

自分を含め、小児科をまわった研修医と
その指導をしてくださった指導医の先生にアドバイスを頂き、
小児科で役立つ本をランキングにしてみました。



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泌尿器科オススメ参考書!

(1)病気がみえる 〈vol.8〉 腎・泌尿器 (Medical Disease:An Illustrated Reference)


 基本的に、この1冊は必須!!
 おそらく、学生時代にすでに購入しているはず!
 持っていなかったら購入しましょう。

(2)標準泌尿器科学 第8版  

 
 必要十分な知識が網羅されていますが、
 具体的な治療法については、あまり書かれていません。
 実際に臨床の現場で具体的な治療を学んで補完すれば良いと思います。
 
(3)泌尿器科レジデントマニュアル (レジデントマニュアルシリーズ)

 
 具体的な治療が書かれており、 
 上2つの教科書だけでは、足りない部分を補う意味で重要な本です。

内科オススメ参考書!!

(1)ジェネラリストのための内科外来マニュアル

 症候別にフローチャートを使って、
 疾患をまとめてくれているのが非常にありがたい。 
 また、疾患の頻度別に載っており、さらに、
 見逃したくない疾患もしっかり列挙してくれている。
 また、それに対する実際の治療法も詳しく解説されているので、
 臨床の場において、非常に役立ちます。

(2)胸部X線診断に自信がつく本 (「ジェネラリスト・マスターズ」シリーズ 1)  


  今まで漫然と見てきたX線画像を、
 きちんと系統立てて見ることが出来るようになる一冊です。
 ただし、レベルは少し高めで、入門書としては難しいかもしれません。
 ある程度、レントゲンを見てきて、一度詳しく勉強したいな!
 という方にはぜひオススメです。

(3)内科レジデントの鉄則 第2版


 当直の時、内科救急で呼ばれた時、病棟で困った時など、
 上級医がいない場合を想定した作りになっています。
 実際に上級医がどのように考えて臨床しているかを、
 きちんと書いて説明してくれている本です。
 聖路加国際病院の内科チーフレジデントによる執筆で、
 ステキな仕上がりになっています。

(4)糖尿病診療〈秘伝〉ポケットガイド  

  なんといっても価格がお手頃!!
 でも中身はしっかりまとまっていて、糖尿病ということに関しては、
 一般内科で出来る範囲をカバーしてくれている一冊です。
 サイズも、ポケットサイズで、白衣のポケットに入れて持ち運びしやすいです。

(5)ハリソン内科学 第4版

 言わずとも知れた、内科学のバイブルです。
  あらゆる疾患を網羅しているので、まさに
  『困った時の1冊!!』です。 

精神科での予診のとり方

 予診とは、患者の来院理由を明らかにし、
 診断や治療法を決めるために必要な情報を聴いたり、
 精神医学的診察をすること。

 初診の患者さんの予診をとることは、精神科研修医のメインの仕事の一つです。

 ポイントをまとめました。

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ステロイドの副作用

ステロイド(副腎皮質ホルモン)は
膠原病や、化学療法、アトピー性皮膚炎など、

使用頻度が多い薬剤です。

また、その副作用はとても重要で、指導医だけでなく、

患者さんからも尋ねられることがあるので、

絶対に覚えておいた方が良いです。

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脳外科をまわる際に必要な本!!

 脳外科をまわる際に、上級医の先生から勧められた本や、
 自分が使ってみて、役立った本をまとめてみました。

 脳外科を実際にまわってみて感じたことは、
 解剖と局所機能(生理を含めて)が非常に大切だということです。
 その知識の上に、読影があります。
 →解剖と局所機能がわかっていないと、臨床も読影もひどいことになってしまいます。
 (実際、当初、私がそうでしたorz)

 脳外科は、とても難解ですが、勉強しているうちに、
 まるで霧が晴れるように理解できる瞬間を体験できます。

 ぜひしっかり勉強してみてください。 
 オススメする本は必ず貴方の力になってくれると思います。 続きを読む

CHADS2スコア

【CHADS2スコア】脳梗塞発症リスクの評価に用いる

 必ずしも覚える必要はないですが、ぜひ知っておきたいスコアです。
 脳外科をまわる際には、指導医に聞かれることがあるので、
 ぜひ知っておいた方が良いです。


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熱傷

救急や外来で『熱傷』の患者さんが受診した際に、必要なことをまとめました。
熱傷は発生頻度はあまり多くはありませんが、
初期治療がとても重要な疾患であるため、
研修中に必ず初期対応を身につけておいた方が良いです。


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NIHSS(NIH Stroke Scale)

Time is Brain』という言葉が示すように、
脳卒中による神経後遺症を最小限にするために、
脳梗塞急性期の治療は時間との戦いになります。

現在、
t-PA(アルテプラーゼ:商品名グルドパ、アクチバシン)静注による
血栓溶解療法が認可されていますが、そのためには、
患者の神経所見を迅速に、もれなく評価する必要があります。

脳外科を回る時には、NIHSSを正確にとれるように練習しておきましょう!!
NIHSSの評価方法については、続きを読んでください。 

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