CPC(ClinicoPathological Conference)とは、
 
 臨床病理検討会のことであり、
 
 研修医は2年間で少なくとも1症例は経験し、自ら発表を行い、
 レポートを提出 しなければいけません。

 2年間の研修医生活の中で誰もが最も苦労するお仕事の1つです。
 要点だけをまとめましたので、参考にしてください。
【CPCの流れ】※研修施設によって多少の順番の違いはあるようです。

1.剖検に立ち会わせて頂く。
2.臨床経過、臨床病歴をまとめ、報告書として作成。
  指導医のDrにチェックをして問題なければ、病理のDrに提出。

3.臨床経過、臨床病歴をもとに、発表用のスライド(パワーポイント)を作成する。

4. 発表用のスライドが完成したら、発表用の原稿を作成。
  指導医のDrにチェックしてもらい、修正があれば修正する。

※この時作るスライドは、臨床中心で作り病理のことには触れなくてOKだが、
 病理解剖報告書など、資料があればぜひ一読しておくべし!

5.スライド発表。臨床医、病理医、その他スタッフの前で発表。
  この時、質疑応答ではかなり突っ込んだ質問をされることがあるので、
  十分準備していくこと!!

6.発表終了後、 引き続いて病理のDrが実際の病理の結果を発表される。
  この時、臨床結果と病理結果をすり合わせてみて、
  明らかな矛盾や発見がないか、細かく聞いておくこと!!

7.発表終了後、病理のDrから病理診断解剖書を拝見させて頂き、
  上記の臨床レポート(スライド)を見ながら、CPCレポートを作成し、提出する。
 ※提出後、指導医のDrから手直しや修正などをして頂き、問題なければ、CPC完了です。 

 

【研修医の目標】

 病理解剖症例における病理学的診断結果(剖検診断書)の意味するところを理解し、
 臨床経過と照らし合わせて症例の考察を行うこと!!

 特に、臨床経過と、病理結果の比較がとても大事!!

 
 

【CPCレポートの記載内容】
※先輩Drや文献などで書き方の見本をGetしましょう。

① 表紙
②研修医氏名および研修施設名
③患者情報(剖検番号、依頼科、日時、性別、年齢)
④ 臨床経過および検査所見のまとめ
⑤ 最終臨床診断
⑥臨床上の問題点
⑦ 病理解剖所見と最終病理診断
⑧ CPCにおける討議内容のまとめ
⑨ 症例のまとめと考察
⑩ 評価表

実際、下記にもあるが、A4用紙2枚程度に収めるためには、
これらすべてを記入するのは無理に等しい。
研修医のCPCレポートについては、

①表紙
②研修医氏名および研修施設名
③患者情報(剖検番号、依頼科、日時、性別、年齢)
→【現病歴】、【入院時現象】、【入院経過】
④臨床診断
⑤病理診断
⑥まとめ(考察)
⑦参考文献

以上の項目でOKだと思います。

【CPCレポート作成時の注意事項】
 
1.CPCレポートはA4用紙2枚+表紙1枚が理想。

2. 病理診断は英語で書かれている場合が多いが、CPCレポートでは、

   なるべく日本語
で記載する。
 
3.病理解剖症例では、全例において死因が同定できるわけではない。

4.参考文献はなるべく成書(論文)で! 

教科書として、おすすめするのは、カラールービン病理学―臨床医学への基盤 です。