破水とは、卵膜が破れ、羊水が漏出することであり、
早産域と正期産域では、その重要性と取り扱い方が異なってきます。

よって、破水が起きているかどうかを確認することが非常に重要であり、
破水検査を正確に行う必要があります。
破水検査には、様々なものがあり、
研修中に色々経験することができると思います。

産婦人科をまわる前に、検査方法を知っておくと良いと思います。
 
【破水検査】

(1)pH変化を測定するもの

①BTB試験紙法

破水前は、膣内はpH4.5~6.0の弱酸性であり、

黄色のBTB試験紙を付けても変化しない。

羊水はpH7.0~8.5であり、中性~弱アルカリ性なので、

破水し、羊水が膣内に出ていれば、BTB試験紙が青色に変化する。


※満期の破水を診断する際に最も一般的に用いられる方法。


(2)羊水中の成分を検出するもの(生化学検査)

②α-フェトプロテイン(AFP)

③インスリン様成長因子結合蛋白-1(IGFBP-1)

④癌胎児性フィブロネクチン(fFN)


※臨床では、 ③インスリン様成長因子結合蛋白-1(IGFBP-1) を検出する

チェックPROMが使われる。感度・特異度ともに高井。


チェックPROM









引用元:アルフレッサファーマ株式会社
(3)羊水中の成分を検出するもの(顕微鏡検査)

⑤胎児成分(脂肪球、脂肪細胞、毳毛)

 妊娠32週以降では、胎脂が羊水とともに流出するので、
 膣内貯留液をズダンⅢ染色またはメチレンブルー染色で検査する。


⑥塩化ナトリウム(NaCl)

採取した膣内貯留液をスライドガラス上で乾燥させ、顕微鏡で確認する。

→羊水はNaCl濃度が高いため、乾燥により、シダ状の結晶を見ることが出来る。

※擬陽性率が高い(羊水でなくても羊水であるという結果が出てしまう)ので臨床ではあまり用いられない。 


【参考文献】