死亡診断書は、何科に進んだとしても
必ず書かなければいけない場面が出てくると思います。

特に、当直のバイトではしばしば患者さんがお亡くなりになられることがあり、
慌てて死亡診断書を書かなければならないこともあります。

だから死亡診断書の書き方は必ずマスターしておかなければいけません。 
きちんと理解してマスターしておけば、
慌てることなく迅速で正確な書類を作ることが出来るようになりますので、
ぜひ一度読んでおくと良いと思います。
 

 
死亡診断書は診療継続中の人の死亡について書きます。
※診察中の傷病で最終診察後24時間以内は改めて診察しなくとも
   死亡診断書を交付出来る。


【死亡診断書の書き方】

(1) 作成に当たって

死亡診断書と死体検案書のいずれかを2重線で消す。
 ※末梢印は不要です。
・『よく知っています』であれば死亡診断書
・『ほとんど or 最近は知りません』であれば死体検案書
・初めて見る死体で『死の確徴候が発現』なら死体検案書

(2)氏名と性別

戸籍に記載された氏名を書きます。
・通称を持っている場合は『○○こと△△』と記載
・外国人は、パスポートに記載された物を写す

(3)生年月日
・西暦で記載しても可
・生年月日が不詳の場合は、『不詳』と記載し、推定年齢を『○○歳位』とする。
・生後30日以内の死亡は出生時刻も記載する(記載欄があります)。

(4)死亡時刻
・死亡診断書の場合は臨終に時刻を記載する。
・死体検案書の場合は、法医学知識を用いて可能なところまで推定する。
→通常は『○時頃(推定)』と記載する
・脳死判定の場合は、心臓死と脳死判定時刻を診療録に確実に残す。

(5)死亡した所
・死亡の種類が病死及び自然死以外では、警察医、監察医等で作成する。

(6)死亡の原因
・原死因主義で記載する
※原死因主義:
・国際疾病分類を遵守する
・感染症は、ウイルス性・細菌性が分かれば記載する。
 種類も分かれば記載する。
・癌も種類が分かれば記載する。
 (例)B型肝炎からの肝臓癌、肺癌(小細胞癌、大細胞癌など)など

(7)死亡の種類
・下から上因果関係が明瞭となるように記載する。
・発病から死亡までは、下から順に長いか等しい期間となる。

(8)死亡の原因
・心不全、呼吸不全、腎不全、肝不全、多臓器不全等、
 それら単独で記載が終わることのないように、原因についてきちんと記載する。

(9)診断(検案)年月日
・診断(検案)年月日を記載する
・死亡届用は本診断(検案)と同じ
・再発行は再発行日を記載する。
・氏名は署名か記名押印

 
【参考文献】
1)死亡診断書類(死体検案書)記入マニュアル 厚生労働省

2)死亡診断書(死体検案書)書き方マニュアル 滋賀医科大学社会医学講座法医学