医者になって、絶対避けて通れないのが死亡確認です。
何科の医師になっても、基本的には避けて通れません。
特にバイト先で多いです。
死亡確認をどのようにして行うかは、実は大学で十分学ばないことが多いのが実状です。
また習ったとしても、多くは指導医から教わることが多く、
閉鎖的な文化で受け継がれていく傾向があります。
ですので、自分も自信がないまま、死亡確認を行っていました。

今回は、自分が色々な先生に聞いて、自分で調べてみた
死亡確認の手順、死亡確認に必要な道具を説明します。 


 
【死亡確認の方法】

患者さんが亡くなられる前に、事前に訪室し、
ご家族に『本日当直医の〇〇です、宜しく御願い致します。』と挨拶を行い、
ラポールを形成しておくと、いざという時にスムーズに対応が出来ます。

<患者さんがお亡くなりになったら>

患者さんの部屋に入る時には、
『当直医の〇〇と申します。確認させていただきます。』
と一言述べてから確認をします。


<死亡確認>

①心電図モニターがflatになっていることを確認する
②橈骨動脈・頸動脈の触診を行い、脈拍がないことを確認する

③瞳孔が散大していることを確認
④対光反射(直接反射、間接反射)が消失していることを確認
⑤睫毛反射の消失を確認


⑥胸部聴診を行う
 ・心音がないことを確認する
 ・呼吸音がないことを確認する



<死亡宣告> 死亡確認後、宣告を行う

ご家族に向かい、宣告を行います。

『〇月△日 ▢時××分、死亡を確認しました。』
『〇月△日 ▢時××分、ご臨終です。』
『〇月△日 ▢時××分、お亡くなりになりました。』


 個人的には、『死亡を確認しました』とお伝えすることが多いです。
 私はその際に、『最期までよく頑張られましたね』といった言葉や、
 生前患者さんがよく話してくれたことなどをご家族にお伝えし、
 お悔やみの言葉を述べています。


【必要な道具】

聴診器
ペンライト
腕時計

PHSや携帯電話の時計を見ながら、死亡確認を行う医師もいますが、
(実際、私は見たことがありませんが)
ご家族の心象が非常に悪いので、 必ず腕時計でした方が良いです。
この時、あまりにも高価な腕時計でも、印象が良くないので、
派手ではない、適切な時計を選んでおいた方が良いです。