医師になると、男性は特に女性からのアピールが多くなります。医学部に入った途端にモテ気がくる場合もありますが、医師になってから、それを強く感じた人も少なくないでしょう。

 何故なのか、理由はひとつ。「医師」だからです。

 もちろん、見た目や人柄も関係してくるとは思いますが、明らかに「医師」という職業を重視して近づいてくる異性が多いのも事実です。

 それを、医師である自分が好きなのか、自分自身を好きなのか、見分けなくてはいけません。医師という職業に惹かれて近づいてくる異性は、早い段階で結婚をちらつかせてきます。相手の押しに流され、勢いで結婚を決断しないように気を付けましょう。

 「結婚」は「恋愛」と違い、家と家との付き合いも生じ、触れたくないお金の話をしなくてはいけません。「恋愛は夢、結婚は現実」という人もいます。私も納得の言葉です。結婚とは、一緒に生きていく契約を交わすようなものです。結婚への夢を壊してしまうかもしれませんが、離婚経験者なら納得の言葉かもしれません。結婚するのはトントンと順調に進みますが、離婚はそうはいきません。結婚する何倍、いや何十倍ものパワーが必要で、訴訟となると何年もの時間を費やします。離婚を避けるため、結婚前に最低限、確認しておくべき事項を記載します。

自分の両親を大切にしてくれるのか? 

 
 結婚を考えられる異性ができたら、まずご自身が相手の家族と相性が合うか、また相手が自分の家族とうまくやっていけそうか、それを確認しなければいけません。

 結婚は本人同士だけではなく、相手の家族、また親戚との付き合いが生じてきます。出身地が違うと、特に風習や価値観が違うため、ご自身だけでなく、相手にも柔軟に対応できる社交性があるか、何度か家族と会い、様子をみましょう。

 重視すべきことは、結婚したいと思った異性が、自分の両親を大切に思ってくれるか、という点です。自分だけではなく、自分の両親、相手の両親と家族になる決意が互いに強くなければ、結婚してもうまくいきません。

 また、両親の意見も聞きつつ、相手の家族とも交流しつつ、冷静に判断をしましょう。


 ②信仰宗教について


宗教や思想の価値観の違いが、結婚生活で大きな妨げになることもあります。結婚の話をする前に確認した方が良いでしょう。

意外と親しい関係であっても、宗教の話をすることはないものです。結婚が決まってから、相手の宗教・思想を知ることがあります。相手だけではなく、相手の家族が熱心な信仰に熱心なこともありますので、交際の段階でさりげなく確認してみましょう。ご自身も賛同できる思想であったり、強要されることがなければよいのですが、結婚後、子供の信仰をめぐって揉めることもあります。

信仰宗教は、とてもデリケートな話です。なるべく結婚を決める前に、解決しておきましょう。


③跡継ぎについて 


 実家が開業医だと、病院の跡継ぎにならなくてはならないことがあります。医師同士の結婚でしたら、両家が開業医であることも少なくありません。結婚を意識し出したら、跡継ぎのことも意識して付き合い方を考えなければいけません。

 ご自身が実家の病院を継ぐのであれば、相手にもそれを決意して結婚してもらう必要があります。

 また、両親との同居問題も生じてきます。最初から同居が決まっているのであれば、相手が同居を承諾してくれるのか、事前に話をしておきましょう。長男・長女の結婚であったり、ご自身・お相手にご兄弟がいないなど、両家の状況も様々です。それぞれの家庭の事情、状況を知り、結婚後に両家がぶつかるようなトラブルがないように、結婚前には跡継ぎや同居の可能性なども含め、ふたりで話し合っておきましょう。

 同居が前提であれば、女性はとても覚悟が必要です。同居する姑との相性が重要であり、婚約に至るまでに、ある程度の関係性を築いておくと不安も軽くなります。


④子供について


 結婚すると、まず「子供をいつ作ろう」という話になるでしょう。しかし、必ずしも予定通りに子供が授かるとは限りません。もちろん、子供ができなくても、それはそれで楽しく仲良くやっているご夫婦もいらっしゃいます。

 しかし、どうしても子供、子孫が必要な家柄、事情がある場合があります。

 その場合、結婚前に健康状態を確認する「ブライダルチェック」をおすすめします。女性は婦人科で受けることができます。

 子宮や卵巣に異常があると、妊娠自体が困難になりますし、クラミジアや淋病などの病気も、不妊症の原因になります。この時点で病気が判明すれば、結婚前に治療しておくこともできますし、問題なければ、ご自身の身体がいつでも妊娠できる状態であることを証明することができます。

 相手の家柄によっては、検査結果を出して欲しいと言われることもあるのです。

 費用につきましては、保険適用にならず、全額自己負担となりますので、だいたい3万円~5万円です。

 結婚前だから、ということより、ご自身の身体の状態を知ることは大切なことです。女性は20代のうちに検査をおすすめします。

 また、男性も同様に、子供を作ることができる身体であるか検査をおすすめします。女性だけにブライダルチェックをすすめると、あまりいい気持ちはしないものです。男性も検査を受けることで、女性の心の負担も減るでしょう。

 ⑤医師という職業を理解してくれるのか?


 結婚したいと思っている相手が、同じ医師、または医療関係者であれば、医師の多忙さも理解してくれるでしょう。上司(上級医)からの飲み会の急な誘いが多いことも、また、病院からの急な呼び出しがあることも、理解ある方でないと、夫婦喧嘩のもとになります。

 医師でなくとも、仕事に理解がない相手との結婚は、うまくいくとは言えません。

 医師だと当直もありますし、論文も書かなくてはいけない。医局内・病院内での医師同士の交流の場に、奥様同伴で出席しなければいけないことも少なくありません。そのような場で、社交的で気遣いできる女性でないと、男性は恥をかくこともあります。また上司の奥様方とのお付き合いが濃い医局・病院もあるでしょう。そのような場を苦に感じない女性であるか、ということも確認しましょう。

 最低限、お中元・お歳暮・お礼状など、気の利く常識的な女性であれば、徐々に学んでいくものです。そのような心構えが出来ている女性であれば、うまくいくでしょう。

 また、女性医師は特に「医師」という職業を理解してもらわなくてはいけません。同じ医療関係者であれば問題ないかもしれませんが、それでも同じ医師でない場合は、収入に大きな差があるわけです。男性は、女性より収入が低いことがコンプレックスになるようです。

 私の周りで、医療とは関係ない普通のサラリーマンの男性と結婚した女性医師は、相手に自分の収入を教えていないそうです。

 収入面以外でも、男性社会が色濃く残る医師の世界でバリバリ仕事をこなす女性医師にとって、家庭と仕事の両立はとても負担が大きいものです。それを理解し、家事などを進んで手伝ってくれる男性か、見極めることをおすすめします。

 


【結婚の時期】

 最近は、医学部生のうちに結婚する方も増えています。正直、医師になってから遊ぶことができないなど、勿体ないな・・・と思ってしまう私ですが、ある意味、正解かもしれません。

 また、研修医の間に結婚する方も少なくありません。それもまた、正解かと思います。つまり、早い方が良いということです。

 研修期間を終え医局に入局すると、結婚式に招待する相手や会場、日時など、配慮すべきことが増えるからです。今では少なくなりましたが、古い体質の医局であれば、教授に日時や会場などの相談をしなければならないということもあるのです。そして、教授に仲人をお願いしないといけない空気になります。仲人(教授)への御礼金は、医局により相場があります。古いしきたりが残る医局だと、100万円を超える額もあると聞いたことがあります。

 ご自身の役職にもよりますが、経験ある上級医に相場の確認をしておきましょう。

 そのような煩わしさを嫌うため、結婚を急ぐ医師は少なくないのです。

 入局した後だと結婚式が面倒な儀式になるため、研修医のうちに結婚してしまうのです。

 そのような古いしきたりがある医局は、今は少なくなりましたので、そこまで面倒なことにならないとは思いますが、早めの結婚にメリットは多いものです。

 男性医師であれば、食事面や生活習慣の管理、精神的サポートなど、仕事に集中できる環境が整います。

 女性医師は、良い出会いがあれば逃さないことです。女性の職業が「医師」というだけで、一般男性は身構えてしまうものです。女性医師というだけで、実際とは違う「気が強い」「プライドが高い」などというイメージが定着してしまっているのです。医師という職業を理解し、尊重し、精神面や生活面でサポートしてくれる男性が見つかったら、結婚を前提にお付き合いを始めてみましょう。

 

【出会い】

 いくら医師になり、異性が近づいてきたからといって、理想の人が現れるとは限りません。特に、開業医の跡継ぎ、家柄の事情から、結婚相手への細かな条件があるのでしたら、結婚相談所を利用してみましょう。

 特に、男性医師を専門とした結婚相談所であれば、男性会費3万円、女性会費100万円と、女性の本気度合いが違います。また、女性会員数も多く、細かな条件を出しても数人の女性から選ぶことができます。