研修医マニュアル

研修医生活を送る作者が研修中に学んだこと、ポイント、その他を解説。

産婦人科

子宮底の表し方


N/N:臍高

N/2:臍下2横指

N/3:臍下3横指

2/N:臍上2横指

N/S:臍と恥骨結合上縁との中央



子宮底の高さは、

分娩直後、臍下3横指(N/3)になり、

その後上昇し、臍高(N/N)に至る。

そして再び下降し、

産褥1~2日目に臍下1~2横指(N/2~N/3)

産褥3日目に分娩直後の高さ:臍下3横指(N/3)、

産褥6日目に臍と恥骨結合上縁との中央(N/S)

産褥7日目に恥骨結合上縁

産褥10日目に触知できなくなる。


分娩後、子宮の大きさは小児頭大だが、6週間後に妊娠前と同じ状態に戻る。

 

産婦人科で使われる略語シリーズ

 産婦人科を研修した際に見かけた略語シリーズです。
 他科と比べて独特な単語や医療用語があるので、
 産婦人科をまわる前に、一読しておくと良いと思います。 続きを読む

妊娠糖尿病

【定義】

 妊娠中にはじめて発見または発症した糖尿病にいたっていない糖代謝異常である。
 妊娠時に診断された明らかな糖尿病(overt diabetes in pregnancy)は含めない。


【診断基準】

 妊娠中に発見される耐糖能異常(hyperglycemic disorders in pregnancy)には、

1)妊娠糖尿病(gestational diabetes mellitus:GDM)

2)妊娠時に診断された明らかな糖尿病(overt diabetes in pregnancy)

の2つがあり、次の診断基準により診断する。


1)妊娠糖尿病(GDM)

75g OGTTにおいて、次の基準の1点以上を満たした場合に診断する。

1.空腹時血糖値 ≧92mg/dl (5.1mmol/l)

2.1時間値 ≧180mg/dl(10.0mmol/l)

3.2時間値 ≧153mg/dl(8.5mmol/l)


2)妊娠時に診断された明らかな糖尿病(overt diabetes in pregnancy)

以下のいずれかを満たした場合に診断する。


1.空腹時血糖値≧126mg/dl

2.HbA1c(NGSP値)≧6.5%

3.確実な糖尿病網膜症が存在する場合

4.随時血糖値≧200mg/dlあるいは75gOGTTで

  2時間値≧200mg/dlの場合

  ※いずれの場合も空腹時血糖かHbA1cで確認を行う。


註.HbA1c(NGSP値)<6.5%で75gOGTT 2時間値≧200mg/dlの場合は、

妊娠時に診断された明らかな糖尿病とは判定し難いので、High risk GDMとし、

妊娠中は糖尿病に準じた管理を行い、出産後は糖尿病に移行する可能性が高いので、

厳重なフォローアップが必要である。


出典:日本糖尿病・妊娠学会

   NGSP値への移行に伴う妊娠糖尿病診断基準の改訂について 
 

破水検査

破水とは、卵膜が破れ、羊水が漏出することであり、
早産域と正期産域では、その重要性と取り扱い方が異なってきます。

よって、破水が起きているかどうかを確認することが非常に重要であり、
破水検査を正確に行う必要があります。
破水検査には、様々なものがあり、
研修中に色々経験することができると思います。

産婦人科をまわる前に、検査方法を知っておくと良いと思います。
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