研修医マニュアル

研修医生活を送る作者が研修中に学んだこと、ポイント、その他を解説。

心が折れそうな時に

トラブルの対応

臨床現場では、医療者がどんなに気をつけても、必ずトラブルが生じます。
うっかりミスであったり、純粋な事故であったり、
はたまた患者さん側の純粋な誤解であったりします。
人はミスするもので、過誤による医療事故はゼロには出来ません。
 
研修医であっても、トラブルに巻き込まれないとは限りません。
しっかりと対応を覚えておくと良いと思います。

医学生時代、研修医の先輩から、
『 うちの病院は、激務だから医療訴訟も研修出来るよ』
と洒落にならないことを言っていました。 
実際に訴訟に発展したケースもあるようです。

なるべくそうした事態にならないよう、しっかり学習しましょう。 続きを読む

実際にあったお話。

 抗がん剤による治療をされている患者さんの主治医である上級医のA先生は、

 その地区で開かれる、超長距離のマラソン大会には必ず出場しています。

 もう若くはないのに、(見た目からしても)

 明らかに運動は得意そうではないのに・・・。


 一度、私はその先生に聞いてしまったことがあります。

 『先生、何でそんなに無理してまで毎年マラソン走ってるんですか?

 そろそろ洒落にならない年齢ですよ?死んじゃいますよ?』
 

続きを読む

研修医になる人に伝えたい8つのこと。

①どんな暴言を吐かれたり、嫌みを言われたりしても、決してブチ切れないこと。

 実際、研修中にブチ切れした私が言うのも何ですが・・・・。

 呼び出しや当直などで睡眠不足の上級医、スタッフも人間ですから、寝不足でイライラしていることもあります。普段優しい温和な先生も、口調が荒かったり、舌打ちをしたりすることもあります。もちろん、上級医やスタッフの方がそんな状況であることは、本人ならまだしも、研修医の私達には到底わかりません。

 そこで対策ですが、イライラしている上級医に対しては、『あ、昨日寝れなかったんだな、大変だったんだな。』と労りの気持ちを持って、さりげなく距離を持つようにしましょう。さりげなくです(笑)。そんな状況の時に関わると、間違いなく疲れます。あと、イライラが感染します(医学的ではないですが、自分までイライラするようになります)。大事なのは、絶対にブチ切れないこと、さりげなく距離をとることです。

 時々、寝不足でもないのに、イライラしている人がいます。そうした人に対しては、『あっ、この人はツンデレ属性なんだな!!』と思うと少し楽しくなります。ブチ切れることなく、その人からもしっかり学ぼうという姿勢を見せれば、きっとその人の『デレ』を見ることが出来ると思います。私はほぼ全員のデレを見ることが出来ました。


②頑張りすぎないこと。

 休む時は休んで、息抜きをすること。自分では気がつかない疲れがたまっていることがあります。ミスが増えたり、集中力が低下します。でも一番怖いのは、私はこれだけ頑張っているのに、なんであの人は出来ないの!?努力しないの!?と同期やスタッフに対して思ってしまうこと。その結果、周囲からの孤立や歪んだ自己顕示欲につながってしまいます。必ず適度に休むこと!!


③自分の趣味を続けること。新しくもつこと。

 ②で言ったことと重複しますが、ワークライフバランスが重要だと思います。リフレッシュはしっかりして、ストレス解消しましょう。好きな人とデートでも良いですし、友達とフットサルをしたり、私の場合は引きこもってゲームをしていましたが・・・。


④地域の行事に参加してみる。

 地域の行事に参加することで、入院患者さんとのコミュニケーションがとてもスムーズになります。例えば、マラソン大会や、餅つき大会、海開きやお花見など。特に、研修先の地域が自分にとってあまり馴染みのない地域であれば、自分自身も、その地域が好きになれますし、実際かなり楽しいです。

 有意義な息抜きが出来ると思います。

※ステキなエピソードにも出会えるかもしれません。


⑤本や勉強会にはお金を惜しまない!!

『鉄は熱いうちに打て!!』という言葉もありますが、

研修医時代は、医者人生の中で一番情熱的で、タフで、医者人生を左右する大事な時期です。たとえ、自分の進もうとする診療科ではなくても、読みたい、勉強したいと思ったら、突き進みましょう。昔と違い、今の研修医はお金に恵まれています。実際、私は毎月5万円以上は本や教材、勉強会に使っていました。おかげで引っ越し作業が大変なことになりましたが、今振り返ってみてもとても有意義だったと思います。バイト先や病棟でわからないことが起きても、ある程度は落ち着いて対応できるようになります。また、何が役立つか、研修医時代は全くわかりませんでした。役立つかもしれないと思ったことが、結果として思ったより役に立たなかったり、将来絶対知らなくても問題ないと思ったことが、臨床の場で役に立ったりすることは多々あります。研修医時代は浅くても良いですから、幅広く学習することが大事だと今感じています。


⑥何が役立つかわからないのでとにかく貪欲に吸収すること!!

 『自分は将来、皮膚科に行くから、人工呼吸器の使い方とか知らなくて良いし!』、
 『自分は外科に行くから、精神科のことは知らなくていい!』

 などと思っている人がいたら、大間違いです。

 臨床中に患者さんに突然尋ねられたり
 (患者さんは、医師は何でも知っているものと思っているので他科のことでもよく尋ねられます)
 バイトに行った先で、患者さんが急変したり、
 自分1人しかいない時に急患で患者さんが来たり、
 意外ですが、かなり役立ちます。
 ぜひ貪欲に色々な知識に触れておきましょう。
 

⑦社会人の自覚を持つこと!

 研修医に限ったことではありませんが、

 社会人の1年目ですので、社会人としてのあり方も身につけていくように!!

・笑顔で挨拶をしたり、時間を厳守すること

・メールの書き方、お礼や謝罪の仕方

 学生のノリではなく、お金をもらっているという自覚を持って、生活するようにしてください。特に、医師は私生活でも注意が必要です。


⑧何が何でも研修修了書を手に入れること!!

 最後はこれに尽きます!!

 病院によって、研修内容や、人間関係は全然違うので、

 研修が上手くいかなくても、全く気にしないでOK!!

 とにかく、研修修了書をGETするのみ。


先輩医師から聞いたお話。


私がまだ研修医の時、


『先生の十年後の姿が見てみたい』

と言ってくれた患者さんがいた。

入院して一ヶ月後に亡くなったが、私はその人に何もしてあげられなかった・・・。

もうすぐ十年・・・。

今もずっとその人のことを思い出し、毎日死ぬ気で頑張っています。

吉田茂総理大臣訓示

1957年(昭和32年)2月に行われた防衛大学校第一回卒業式での総理大臣訓示です。
自衛隊の方だけでなく、医療者にも当てはまると思い、
この吉田茂総理大臣の言葉がとても印象的でした。続きを読む
記事検索
ランキング
ギャラリー
  • 脂質異常症
  • 病院食(検食)
  • 病院食(検食)
  • 病院食(検食)
  • 病院食(検食)
  • 病院食(検食)
  • 病院食(検食)
  • 病院食(検食)
  • 病院食(検食)
相互RSS
  • ライブドアブログ