研修医マニュアル

研修医生活を送る作者が研修中に学んだこと、ポイント、その他を解説。

内科

脂質異常症

 欧州心臓病学会(ESC)と欧州動脈硬化学会(EAS)により、脂質異常症管理ガイドラインが策定されました。
 脂質異常症は、臨床の現場では非常によく遭遇するため、避けて通れません。この度のガイドラインでは、LDLコレステロール(LDL-C)の目標値が明示されていて、臨床をする上で非常に参考になるため、一度しっかり学習しておきましょう。

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DLST(Drug-induced Lymphocyte Stimulation Test)

 DLSTは、日本語で薬剤誘発性リンパ球刺激試験と訳されますが、
 外国では、LTT(Lymphocyte Transformation Test):リンパ球幼若化反応と呼ばれます。
 In vitro(試験官の中)で、患者さんの末梢血単核球に薬剤を添加するとリンパ球の増殖反応が生じ、それを用いて薬剤アレルギーの診断を行います。  
 薬剤によるアレルギー症状のうち、
 特にⅣ型アレルギーの機序による肝障害や造血障害に
 ある特定の薬剤が関与しているか否かを知るための有用な検査です。続きを読む

大量服薬患者の急性期治療

研修中、特に救急をまわっている時によく遭遇するのが、

大量服薬による救急搬送です。

一刻一秒を争うことも考えられるので、しっかり勉強しておきましょう。


急性期薬物中毒の治療方針は、まず第一に、

バイタルの安定化を行い、重要臓器を保護すること。

特に精神科系薬剤の急性中毒は、誤嚥に伴う合併症への注意が必要です。


薬物で自殺を図った人の過半数が、

医師が処方した睡眠剤や精神安定剤などの向精神病薬を大量服薬しています。

特に注意しないといけないことは、

患者さんは、医師が処方した薬を飲まず、ため込んでいたり、

複数の病院に通ったりして大量にため込むことがあります。

内服コンプライアンをしっかり把握するように努力し、注意が必要です。

他には、市販の薬や農薬を服薬しています。

では、実際に救急外来での対応を勉強しておきましょう。 

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敗血症・敗血症性ショック

 第45回米国集中治療医学会において、敗血症および敗血症性ショックの
 国際コンセンサス定義第
3(Sepsis-3)が新しく定義されたので、確認しましょう。

 Sepsis-3では、臓器障害を伴う病態のみを敗血症とし、
 臓器障害を伴わない病態は、敗血症の定義から除外されました。

 つまり、臓器障害がない感染症に対しては敗血症と診断出来ません。
  

 今までは、SIRSを呈する通常のインフルエンザなどでも『敗血症』と診断される可能性がありました。その一方で、臓器障害を伴いながら感染症により発症したSIRSを呈さない重症敗血症を見逃す恐れも存在することが指摘されていました。この度の改訂では、SIRSが必ずしも致死的な反応ではなく、重症化と直結する指標ではないことを示しています。実際、自分が臨床をしている場面でも、SIRSを呈しているのに症状が軽い場合や、SIRSを呈していないのに、重症化する症例が多々ありました。

 では、新しい敗血症の定義を確認しておきましょう。

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低栄養

内科を回っていると、しばしば低栄養状態の患者さんに遭遇します。
低栄養の原因は、食生活の偏り、加齢、アルコール依存症、 消化吸収力の低下、
口腔内の問題、嚥下障害、精神疾患など様々です。

臨床の場でしばしば遭遇するので、一度整理しておいた方が良いです。

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